音楽療法

看護婦さんやヘルパーさんなど、さまざまな福祉関係者のみなさんを対象とした勉強会やワークショップで講師をつとめたときの感想です。

ロビンの音楽療法の活動はプロフィールをご覧下さい。

最初にロビンさんの演奏を聞いて、楽しい気持ちになった。ロビンさんがすごく身近に感じた。
楽譜がなくても音楽はできるという言葉が心に残っていて家に帰って気分でピアノをひいた。すごく落ち着きリラックスできた。
自然から作られた楽器の奏でる音には負けるが、音楽の必要性と自然を大切にする心を学んだ。

 

私が一番感動した回でした。今当たり前と思っていることでも、外に出れば当たり前ではなく、それが自然だということを学んだ。

 

楽譜がなくても、即興で、その場の雰囲気で音楽を作り、みんなで楽しめる。ただの缶、木の実で楽器ができ、キレイな音を出して、楽しい気持ちになる。たとえ言葉が通じなくても、音楽で心はつながる。

 

自然の素晴らしさを感じた。私たちは綿密につくられた楽器で演奏することがほとんどである。しかし、自然からだけでつくられた楽器で心がなごむ音楽を演奏しておられるのを見て感動した。
また、その音楽で麻痺している身体が動いたりもしたというのをきいてやはり音楽の力はすごい!!と思った。音楽を絶対一生続けていきたいと思った!!

 

「言葉は通じなくても音楽は自然と人を笑顔にしていく」老人ホームに行き、高齢者の方と一緒に音楽を楽しんでおられる話が印象に残った。
私達もきっとそうだったと思うが、「高齢者は私(ゲスト)が来ても、始めは笑顔はないです。でも時間が経つと、みんな笑顔になっていく」と言われていた。
私達も、始めは教室に入った時、これから何が起きるのか、といった感じで、笑顔なんてなかったと思う。しかし、ゲストの方が、オリジナルのいろんな楽器を使って演奏して下さっていると、自然と笑顔になり、手拍子がでてきた。
ほんとに楽しく、初めて見る楽器に驚いたりと、きっと高齢者の方もこんな気持ちだったんだろなと考えていた。音楽というものは、人と人との心をつないだり、癒してくれる。
高齢者、外国の方、私達、それぞれ異なる点は多いと思うけど、“楽しい”という気持ちは同じなんだと思う。だからきっとみんな自然に笑顔になったんだと思った。
私には今は得意な楽器とかはないが、楽器にこだわらなくても、何か一つ誰とでも仲よくなれる特技があれば、ゲストの方のように、国籍とか関係なしに、心を通わすことができるかなと思い、うらやましくなった。

 

将来、楽器を通して人と会話したい。大切な人、好きな人、仲間、笑いながら楽器を鳴らしていたいと思った。
音を聞きながら、色々な人の存在を感じたり想像しながら、小さな枠の中の自分を見つけた気がする。子ども達に、好きな人にロビンさんのような音楽をわけてあげたいと思った。

 

はじめは大切な友人が今心を閉ざしてしまっていることを思い出し、やりきれない思いばかり出てしまっていたけれど、なんとかなるという気持ち、明るい気持ちが復活しました。ありがとう。

 

私の母も今、病気療養中ですが、何をしてあげても、どう言ってあげても、気持ちが後ろ向きで、病気に向き合おうとしません。
故に回復もおもわしくなく、自然な形でリハビリするよう気持ちの持って行き方をあれこれ考えていました。
でも、今日大きなヒントを得ました。音で身体の動きを誘う方法です。是非、実行の結果をお伝えしたいと思います。今日は本当に有難うございました。

 

いつもたっぷり癒されて心がすーっと溶けて和んでいきます。きっと、想像できない程の経験を積まれ、そしてRobbinさんのからだの中から生まれてくるんですね。
「一番最初の音♪から演者と観る方が一緒になれれば最高!」とおっしゃった言葉が、とても心に残りました。どんな大学の授業よりも楽しくて、、、。

 

相手の気持ちをくみとって、相手の気持ちの中に自然に入っていけるロビンさん、素敵です。自分を相手におしつけないことの重要さをあらためて気付かされました。
相手の気持ちが一つになれるすばらしさにも、また気付かされました。これからいろんな場面で相手の視線で接することにもっと意識を持ちたいと思います。

 

今日は音楽療法の実技を実践くださいまして、有難うございました。初めてお会いして、ほとんど瞬時と言ってよいほどの短時間の間に人をよく観察され、その人に会った言葉を準備し投げかけて下さったご指導に、大変勉強させて頂きました。
音の種類(民族音楽)の音色のやさしさ、又、ロビン氏の奏でるやさしいメロディーやリズムが心を開かせ、体が自然に動くという光景を見せてもらい、ほんとうに感動した次第です。
私自身、障害を持った人の支援を毎日仕事として行っている日々の中でこのような環境を提供できたらと、本日はつくづく思いました。又ロビン氏のお人柄に触れさせて頂き、声のやさしさ、まなざし等、ほんとうに暖かさを感じました。また是非、このような機会をつくっていただけたら幸いに思います。

 

今まで私が勉強してきた音楽療法の考え方と全くちがう考え方、やり方を今日は学べてすごくよかったです。
音楽療法のプログラムをただ淡々と進めるのではなく、最初の一曲目からクライアントと一緒に曲を作る、一体感を作るというのが大切なんだと学びました。またぜひこういう機会があれば参加したいです。

 

今日は、実際にいろんな施設での話をきいて驚きました。本当に音楽を一緒に演奏すると、動かなかった体も動くようになることがあるんですね。
一人一人の表現や症状をその場で見ながら、それに合わせてするというのは、経験ゆえでしょうか。なかなか自分の思いばかりが先攻してしまい、相手を思いやる余裕がありません。ロビンさんの姿勢を見習いたいと思います。

 

一番大切なセラピストの心のあり方をもう一度思い、考えることができました。

 

自分のための準備が要るという話にそんな時間を持ちたいと思いました。

 

本当に自然の中にいる感じがした。自然の力の中にいること、形にこだわらないこと、とても大切なことを教えていただきました。

 

〈老人ホームでの音楽療法の職員記録より〉

■Tさん
他のグループの様子を見て「あんな小さい声でもぞもぞ歌って、みんな歌うならもっと声を出さなあかん」と言われながら、少し不満な様子から参加される。音楽に合わせた体操、体のリハビリを行ううちに気分が乗ってこられ、「グ-パー」など声を出され始める。
楽器を持たれるとかなり楽しそうに大きな声で歌って鳴らされている。終了後、ロビン氏の側へ行き「I LOVE YOU」と上機嫌で話される。

 

■Kさん
こちらの指示や音楽に反応して自分なりに腕を動かされる。終了後、「あ~あ~よかった・・うれしいな、うれしいな」と涙を流される。
ここ最近ではこのようなはっきりとした発語や感情表現が少なくなってきていたが、一生懸命表現されていた。

 

■Mさん
その場から全く離れようとされず、歌を聞いたり体を動かされ手いる。
ご本人の得意な歌の時は振りをしながら歌って下さる。楽器も必死に選ばれ、一生懸命鳴らしておられる。
興味のないことはすぐに飽きてしまわれたり、集中力に欠ける部分のある方であるが、終了まで集中される。こちらが近くに行くと、にこやかに笑いかけて下さる。

 

■Nさん
歌は全曲一緒に歌われる。「先生、泣いています!!」と言って喜びを表現されている。

 

■Kさん
進んでグループ内に入って来られる。5部行なった内3部のセッションに参加される。ロビン氏が外国の方であるということもかなり好感を持たれ、「先生は外国の方ですか、一度家に遊びにいらっしゃいよ」など声をかけておられる。
先生の動きに合わせて楽器を動かされ、歌も歌われる。1曲終わると、「あれ、やだわ」と照れたように笑われ楽しまれている。「先生また来て下さいね」と話されている。

 

■Kさん
恥ずかしそうに隅のほうで楽器を振っておられる。2部参加され、2部の途中から、エンジンがかかられたように大きな声で歌われる。太鼓も叩かれ、身体のリズムをとっておられる。

 

■Tさん
体操から楽器、歌まで真剣に取り組まれる。中盤から気持ちが乗ってこられたのか、リズムよく笑いながら楽器をふられ、少し冗談めかしたことなどもされる。
終了後、ロビン氏に「今日は楽しかったです、なかなか日中にこうやって活動できる日がないので嬉しいです、又来て下さい」と挨拶して下さる。