コップがいっぱい 展覧会+コンサート

*「コップがいっぱい」って?*
たまたまその時、このカフェでは「すずかけ絵画クラブ」の展覧会が開かれていました。テーブルで本を開いたものの、わたしは壁にかかった絵にしばらく気を取られていました。画集も売られていて、薄っぺらいものなのに、わたしは何度もページを繰り、そこにある19人のアーティストたちの作品に惹きこまれていきました。
あとがきにあるアーティストたちの紹介を読んで初めて、彼らが知的な障害のある人々であることに気づきました。しかし、このハンディキャップは彼らの想像力や芸術性を育むもとで、うらやむしかない天の恵みのように思えました。(Robbin Lloyd)

 

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ロビンはその後、「コップがいっぱい」というCDをつくりました。
彼らの絵を展示できる会場があれば、そこで展覧会を行いロビンも小さなライブを開いています。その展覧会とライブへの感想の声をご紹介します。

 

<感想の声>

今日は多くの音にいやされました。音を心から楽しませて頂き、とてもとても柔らかい気持ちで幸せな気分です。
魅力的な色彩を音、固定概念にとらわれない絵画と形のない音の奏でるハーモニー!!素晴らしい企画だと思います。

 

絵の二次元的要素にリズムが加わり三次元になり、リズムの経過によって四次元の世界が存在した。

 

今日は涼しくて、雨が降って、傘をさして向かう時、今日の雨は素敵だなあと、思いました。そんな素敵なイベントでした。
「植木鉢の花」の曲が、一番すきです。絵が、音楽が始まったトタン、どんどん動いて、上へのびて行って、途中で止まって、またのびて、最後は雲の上をつきぬけて、花が咲きました。
どうもありがとう。今日来れてよかったです。

 

ほんとうに、いいイベントでした。心から感動しました。
絵画と音楽、それぞれにすばらしいものだけど、それらが結びついてふくらんで広がって、、、こんなに豊かな世界で私たちを包みこんでくれるのですね。
すずかけのアーティストのみなさん、ロビンさん、ほんとうにありがとう。すばらしいものが生まれる瞬間に立ち会えて幸せです。