Falafel Garden

左京区にある叡山電車の出町柳駅から
川端通を北へ少し上がったところにあるイスラエル料理店(ファラフェルガーデン)。
店名にもなっている名物のファラフェルは
世界各国で親しまれている健康食で、ロビンさんも大好き。
ひよこ豆の団子とたっぷりの生野菜をピタパンに詰め、
特製のゴマソースをかけたものです。
卵や乳製品を使用していない完全ヴィーガン食として
ベジタリアンの人にも人気を博しています。

さっそくいただいてみることにしました。
私は定番のファラフェル(S410円、M690円、L1180円)を、
ロビンさんはナスペーストサラダにゴマソースをかけた
ババガヌッシュ(M750円)を、
このお店から合流した私の姉は、
ひよこ豆のペーストとサラダをサンドしたフムス(M680円)を
それぞれ注文。
ババガヌッシュとフムスも、ファラフェルと並ぶ
イスラエルを代表する健康食およびヴィーガン食だそうです。

大きな口でかぶりつくと、
素揚げしたひよこ豆団子の香ばしさとやさしい甘みが
たちまち口いっぱいに広がります。
ゴマソース、生野菜、ピタパンの素朴な味も互いの旨みを引き立て合い、
まさしく絶妙なおいしさです。
健康的というだけでなく、純粋においしいので、
ベジタリアンじゃない人にとっても、この店のファラフェルは格別です。

おいしさの理由を店主のアミールさんに尋ねてみますと、
「私の店のファラフェルはまさにイスラエルの味。
ひよこ豆や、ゴマ、ハーブなど、オーガニックの素材を用いて
“deep essence of life”
つまり、自然から生き生きとしたエナジーをもらうような
ナチュラルなおいしさを大切にしています」
と、熱く語ってくださいました。
アミールさん自身、農薬をたくさん使って育てた野菜や豆などを口にすると
すぐに体調に異変が出てしまうそうで、だからこそ
素材は厳選し、オゾン洗浄して使用するなど徹底しておられます。
ハーブや野菜は自家農園で育てたものも使っているそうです。
「自分が安心しておいしく食べられるものだけを提供しているんです」
とアミールさんは胸を張ります。

「食後に飲むと、満足感がさらに増します」と
ロビンさんが絶賛するチャイ450円もおすすめ。
インド産の2種類の紅茶をブレンドし、
たっぷりのスパイスとミルクで仕上げているのが特徴です。
ヴィーガン向けの豆乳チャイ600円もあります。

このほか、この日はヨルダンワインにもトライしてみました。
ボトル3600円、ジョグボトル1850円、グラス900円と
少しお値段が張りますが、口当たりの良い上質なワインでおいしいです。
サイドメニューで人気のフライドスパイシーピタ490円は
ピタパンをスティック状にカットして素揚げして
スパイスとゴマソースをかけたもの。
ふと、子どもの頃、パンの耳を素揚げして砂糖をまぶしたものを
おやつに食べていたなぁ……と思い出しました。
そんな素朴な味がします。

端通を上がる
TEL:075-712-1856
定休日:無休
オーナーさん:アミールさん
訪問していたときにかかっていたBGM:OKI DUB AINU BANDなどワールドミュージック
お茶した後のお楽しみ:下鴨神社や鴨川デルタ(賀茂川と高野川の合流地)の散策
チャイの有無:有
お店の公式HP:http://www.falafelgarden.com